こんにちは!LegalGate塾長の福田尚史です。
今回は個別指導塾LegalGateにおいて提供している、予備試験や司法試験の個別指導について、そのメリットやデメリットについて解説していきたいと思います。
予備試験や司法試験の勉強の成果が思うようにいかず悩んでいる方、個別指導を受けようか考えている方にとって現状を変えるための一助になれればと思いますので、是非参考にしてみてください。
では本題に入りましょう!
目次
予備試験・司法試験において個別指導を受けるメリットその①―学習の方向性を見失わず、最短で合格できる可能性が高い
一番は何と言ってもこれです。特に、予備試験や司法試験における「天王山」である論文試験においては、長文の問題が与えられ、白紙の答案に(予備試験では最大4ページ、司法試験では最大8ページ!)論証を展開していくことになるのですが、問題文の読み方や分析の仕方、事実の抽出や評価の仕方といった高度な能力を日々の学習によって身に着けていくことが求められる点で、予備試験・司法試験は、他の資格試験とは大きく異なっています。
この論文試験には、知識をいくら増やしても合格することはできません(私も知識を十分に蓄えた状態で受けた予備試験の論文試験でコテンパンにやられたことがあるので強く実感しています笑)。上述したような学習を継続することにより、「論文試験の作法」を習得する必要があります。しかし、独学での勉強では、この作法がいつまでも身につかず、合格までたどり着かずに終わってしまう人も多くいるのが現状です。
論文試験の作法をマスターする一番の近道は、実際に予備試験や司法試験に(まぐれではなく)合格し、ノウハウを十分に持っている講師から継続的に個別指導を受け、合格まで伴走してもらうことなのです。個別指導においては、知識の確認にとどまらず、どうすれば評価される答案が書けるか、自分の答案の弱点は何かといった客観的なフィードバックを日々受けることにより、最短で合格まで走り切ることができ、受講生にとっては心強いサポートとなるでしょう。
たとえるならば、個別指導は登山ガイドのようなものでしょうか。最難関である予備試験や司法試験の合格を目指すことは、最高峰のエベレスト登頂を目指すことと似ています。
全くの登山初心者の方(=これから勉強を始める方)にとって、町で手に入れた登山地図(=市販教材)のみを片手にエベレスト登山に挑むのは、ただただ無謀です。
また、便利な乗り物(乗り物の種類も、車とか、象とか、人によるのですが)を使ってエベレストの5合目まで来れた人(=予備校の基本講座、論文講座を視聴し終わった人)もいるかもしれません。しかし、麓から5合目までの乗り物に乗った旅と比べて、5合目から山頂までの自力での登山は比較にならないほど険しく、登頂までにはしっかりとした準備が必要となります。乗り物に乗る「ラクさ」を覚えてしまった人は、自分の足で歩くことが苦痛になるかもしれません。意思を強く持って1人で登ろうと決意しても、長い道のりに挫折することもしばしばです。あたりを見渡すと、高い山を登り切れずにリタイヤしてしまった方もたくさん…。
そこで登場するのが、「優れた登山ガイド」です。
実際にエベレストに登った経験があり、ノウハウも十分に持っている登山ガイドに、手取り足取り教えてもらいながら、山頂まで付き添ってもらいリードしてもらうこと。これこそが、(当たり前ですが)一番の近道かつ確実な登山ルートであるはずです。
「ガイドがいれば100%大丈夫!」だとは言えません。ガイドがいたとしても、登りきるのは自分自身だからです。山頂に到達するためには、自身で体を鍛え、ノウハウを知り、実際に自分自身で登りきる必要があります。ただ、優れたガイドについてもらい、ルートの確定、登り方や休憩の指導、道中の楽しみ方の伝授などなど、たくさんのことを指導してもらうことにより、たとえエベレストであったとしても、山頂までたどり着くことのできる可能性は飛躍的に高まると考えます。
なお、例えが下手だいう意見があるかもしれません。全面的に認めます(日本の試験なのだからエベレストではなく富士山にしろ!とか)。
しかし伝えたいことは、要はこういうことなのです(大目に見てください!)。
LegalGateでも、実際に予備試験や司法試験に合格し、ノウハウも十分に持った講師から継続的に個別指導を受けることで、受講生の方が合格する瞬間までサポートを受けられる体制を整えてあります。
予備試験・司法試験において個別指導を受けるメリットその②―日常の学習におけるペースメーカーになる(=学習を続けられる)
先ほど述べたメリットその①とも関連しますが、予備試験、司法試験対策として個別指導を受ける他のメリットは、日々の学習のペースメーカ―となることです。
予備試験や司法試験に合格するまでには、相当長期間を要します(学習開始から予備試験合格までは、3年以上かかる場合も珍しくありません。)。あまりに道のりが長いせいで、時にはモチベーションが下がってしまったり、ダラダラとしてしまうこともあるかもしれません。
そんな中で、個別指導を受けて毎週講師に答案を見てもらうことは、このようなモチベーションの維持には最適であると考えます。また、例えば1週間後に個別指導で民法の答案を書くのであれば、次回の個別指導までの1週間で民法を全体的に復習しようといった感じで、勉強のペースメーカーにすることができるのも魅力的です。
「強い気持ちで勉強を続けるぞ」といった、意思のみに頼った方法では絶対に挫折します。「学習を挫折せずに続けられる仕組み」を作ることこそが、学習継続のための一番の方法であると確信しています。
受験生の方には、この自動的な仕組み化を最大限利用して、合格をもぎ取ってほしいと思っています。
予備試験・司法試験において個別指導を受けるメリットその③―縦のつながりができ、合格後の進路選択にも役立つ
予備試験・司法試験の個別指導を受けるメリットの最後として考えられるのは、これです。周りに法曹志望の人がたくさんいる法学部の学生やロースクール生ならまだしも、1人で勉強している社会人の方等にとって、予備試験や司法試験合格後にどのような世界が待っているのか、いつ就活をはじめたらいいのか等といった情報はなかなか入手することはできません(実際、弁護士志望の人は司法試験を受験する前から就活をすることもあります。)。
そのような中で、皆様の先輩にあたる講師と接触を持つことでこのような情報を手に入れておくことは、合格後の自分について考える上でも有益でしょう。
私も、予備試験合格直後からたくさんの法律事務所に訪問し、同僚との意見交換、SNSや書籍のチェック等も通じてたくさんの情報を仕入れた上で、自分の進路について考え続けてきました。
就活はどのようにするのか、合格後にはどのような進路があるのかといった、重要だけどもあまり入ってこない情報についても、可能な限り提供したいと思っています。
予備試験や司法試験対策として個別指導を受講することのメリットはだいたい上記の通りです。次は、デメリットについて説明します。
予備試験・司法試験において個別指導を受けるデメリット―費用がかかる
予備試験、司法試験対策として個別指導を受けることとして考えられる唯一のデメリットは、費用がかかることです。
これについては、確かに悩ましいところだと思います。そのため、上記で挙げた通りのメリットが自分にとって費用というデメリットを上回ると自分なりに判断した場合に、個別指導を受講するという選択をとるのが良いと考えます。
私個人の意見としては、確実に、かつ自分なりに最短で合格することを本気で望む場合には、個別指導にかかる費用は惜しまず投下するという選択肢も合理的だなと感じています。1年でも早く合格し、法曹などになって活躍することができれば、この費用については(場合によってはあっという間に)取り戻すことができると思います(法曹の年収事情についても、後日記事にしてみたいと思っていますので、ご期待下さい!)。
そのため、先行投資として個別指導の活用を検討するのが良いのかなと個人的には思っています。
LegalGateにおいては、なるべく受講生の方に気軽に利用してもらえるよう、価格については可能な範囲でなるべく抑えようとのコンセプトで運営しており、1時間あたりの料金でみると、他の予備校と比較して、だいたい5割~6割程度の料金で個別指導を提供しています。
無料相談も受け付けているので、お気軽にお問合せをしてみてください。熱意ある受験生の方とお会いできるのをとても楽しみにしています!
おわりに
予備試験・司法試験において個別指導を受けるメリット・デメリットについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。実際のところ、予備試験や司法試験といった特殊かつ難易度の高い試験の対策として、個別指導は、一部の天才的な方を除いた多くの方にとって、最短・確実に合格するために必須のツールであるように感じています。
予備試験、司法試験の勉強をしている方は、今回の記事を参考に、是非個別指導の受講について検討してみて頂けたら幸いです!
それでは、今回はここまでにしたいと思います。
勉強頑張ってください!応援しています!
5月終わりのさわやかな朝に、自宅の書斎にて 福田尚史